
昨日ですが、観てきました。
「美しの水・大地」
千秋楽ですね。
初めて2階席でした。シアター1010の2階席なんて初めてですよ!
ほぼ全席埋まっていたんじゃないでしょうか。
「美しの水」は8/20に本当に偶然、観に行って、バカはまりして、結局
白、青、赤はそれぞれ2回ずつ、紫1と大地で、計8公演通いました。
本当に楽しくて、なんていうか、良い意味で計算しつくされた舞台でした。
笑い所と泣きの所のバランスが絶妙です。
文句なく笑えるし、ひたすら泣ける。
こんなに悲しくて、感動して、泣けた舞台は初めてでした。
涙もですが
、鼻水も止まらなくて、すすったらうるさいと思ってある程度は我慢するので
本当に息出来ないんですから…!!!(笑)ハンカチ1枚じゃとても足りませんよ。
ハンドタオル2枚持参ですからね。3時間以上もある長い舞台なんですが、全く、欠片も、飽きさせることなく惹き込まれました。
だから終わって欲しくなかったです。もっと観たかった…!
「大地」は今まで出てきた役達それぞれのアナザーストーリー?というか、
松尾芭蕉が平泉までの道すがらいろんな場所をめぐっていくのですが、その場所それぞれで
それぞれの幸せな場面が観られて凄く楽しかった。
ほっとんどコントでしたが(笑)
中でも息が止まるほど笑った、紀伊の教経(※久保田悠来)
紀伊って聞いた時点で
「教経と祇王さまだ…!!」
と思い、これは祝言かふられたかのどっちかだ(笑)と思いました。徳子たちが「二人のお祝い」とか言ってる時点で祝言と思いましたが、
肝心の教経がなかなか出てこないので、絶対変な登場する…と思ったら
案の定、タキシード。
平安時代なのに、タキシード(笑)
しかも、タキシードなのに足袋。元、平清盛の愛妾白拍子である祇王と結婚しようとしているので、
超びびりまくってて、超挙動不審、超ヘタレ(笑)
逃げ出そうとしたりする教経のあまりの情けなさに祇王さまがキレて
「アンタは私の夫になるんでしょー!!!!!」
と教経を投げ飛ばし一回転させてました(笑)いやー…あんなにかっこ悪い久保田悠来はレアなんじゃないでしょうか…(笑!)政子さまも若いころ??設定なのか…メイクが凄くて…
めちゃくちゃ性能のいい双眼鏡で観たもんだからすんげーよく見えた(笑!!)
若い義仲も強烈(笑)だった…釣りあげられた魚みたい(笑)、
三郎もバカすぎたし(笑)義経に「お前はだだ、カレーを食ってればいいんだよ」って言われてた…、
さんざん笑った後に泣かせるんですよね。
でも悲しいというよりは幸せな、心があったかくなるハッピーエンドでした。
カーテンコールで泣いたのも初めてだなぁ…
2度のアンコール。最後にはスタンディングオベーション!
それでも足りないくらい、本当に最高の舞台でした。
腕折れるかと思うくらい拍手したよ!あまりに興奮して、震える手でアンケートを書いた後回収箱に入れて満足してしまい、
11階の劇場から1階へ降りてからパンフレットを買い忘れた事に気付き、11階へ戻りました(笑)バカですねー(笑)
素晴らしい作品に出合えて幸せでした。
一生忘れません。『私どうして泣いてるんだろう 心はこんなに笑ってるのに
このまま時が止まらないかな そんな願いは宙に浮かぶ
あなたに出逢った春がある
あなたを知った夏がある
あなたを愛した冬がある
また春は来る
季節が何度変わっても 人の心には愛がある
時代が何度変わっても 必ず逢えるよ…』